Syntax highlighter

2016-12-25

OAuth

ちょっとしたメモ。

SagittariusはCommon Lispから移植したOAuth1.0を扱うライブラリを持っている。っが、このライブラリ将来OAuth2に対応させれるようにしたのかキーワード引数が大量にあり今一使い勝手が悪いい。っで、最近職場でOAuth2上に構築されたプロトコルの一つであるOpenID Connectを使うということが持ち上がっていることもあり、OAuth2のライブラリがいるかなぁという機運が高まってきている。

割と周知の事実だと思うが、OAuth1.0とOAuth2は互換性がない。RFC5849で定義されているOAuth1.0はRFC6749で定義されているOAuth2によって廃止されているのではあるが、名前の似た二つのプロトコルとしてみた方がよい。事実、RFC6749には以下の段落がある:
The OAuth 1.0 protocol ([RFC5849]), published as an informational document, was the result of a small ad hoc community effort. This Standards Track specification builds on the OAuth 1.0 deployment experience, as well as additional use cases and extensibility requirements gathered from the wider IETF community. The OAuth 2.0 protocol is not backward compatible with OAuth 1.0. The two versions may co-exist on the network, and implementations may choose to support both. However, it is the intention of this specification that new implementations support OAuth 2.0 as specified in this document and that OAuth 1.0 is used only to support existing deployments. The OAuth 2.0 protocol shares very few implementation details with the OAuth 1.0 protocol. Implementers familiar with OAuth 1.0 should approach this document without any assumptions as to its structure and details.
太字にした一文があるため、廃止されているとはいえ両方サポートした方がよさげな感じがしている。例えばWikipediaのList of OAuth providersのページによれば、OAuth1しかサポートしていないプロバイダーも結構ある(Bitbucket、Flickr、Tumbler辺りは個人的に使うかもしれない)。

どちらのプロトコルもクライアントを実装するだけならそんなに難しくないと思っていて、問題になるのはAPIの設計だと思っている。中身を見れば全くの別物なのだが、名前や歴史的経緯を見ると両社は密接なつながりがあるように見える。そうすると、ユーザー(クライアント)としてはシームレスに使えた方がいいかなぁとか考えてしまうわけだ。最終的にアクセストークンを使って保護されたリソースにアクセスするわけだし。そうするとこんな感じにライブラリを構成するのがいいだろうか?
  • (rfc oauth)
    • (rfc oauth v1.0)
      • client and so?
    • (rfc oauth v2.0)
      • client and so?
もしくは、無難に分けるか
  • (rfc oauth1)
  • (rfc oauth2)
無難に分けた方がいい気がするなぁ、変に統合すると混乱しそうだし。現在ある(net oauth)ライブラリはそのままにするが、deprecatedという形にすればいいかな。うまいことやれるなら新しいライブラリを下請けにする形にしたいが、そこまで手が回るかは疑問。

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