2017-01-31

一移民として

オランダに移住してそろそろ8年になる。移民の定義的(Wikipediaが正しいかは知らんが)には移民で問題ないだろう。

大統領令

さて、一移民として最近ニュースサイトから目が離せないでいる。もちろん今を賑わす時の人、第45代アメリカ大統領ドナルド・トランプ氏関係のニュースである。先日あった特定7カ国籍を持つ人のアメリカ入国拒否には大きな衝撃を与えられた。
なぜこのニュースが大きな衝撃になるのか疑問に思うかもしれない。ニュースサイトの論調はともかくとして、傍目から見ればテロリストの抑止にも見えなくない(それにしても、ビザを持っているのに入国できないという事実があったことには目を瞑る必要はあるのだが…)。一移民の視点、少なくとも僕個人の視点、から見ればこれは移民排斥の第一歩に写った。

トランプ氏は就任式の際に「アメリカ第一」と唱えている。
それと同時に大統領選挙の際のスピーチにいくつか人種差別的な発言もある。
これらのニュースから導き出された僕個人が描くトランプ像は白人アメリカ主義者というものになっている。

この「アメリカ第一」と個人的なトランプ像から、先日の大統領令はある種の試金石的な位置づけにあるのではないかと思っている。つまり、テロリスト排除という錦の御旗を掲げることでどれくらい潜在的な人種または宗教差別を隠せるか。そこから発展させて最終的には白人主義に持っていく道筋を建てようとしたのではないか。

ここまで来ると偏執病ではないかと思わなくもないが、過去にナチが存在したという事実もある。あまり考えたくないが歴史は繰り返されるものであるのであれば、ナチズムが再び起きることもありえなくない。

対岸の火事?

事件はアメリカで起きているのだ、オランダに住む僕にはあまり関係ないのではないか?と思わなくもない。っが、意外にも周りのオランダ人(国籍的に、人種的には違う)的にはトランプの大統領令を歓迎する人もいる。難民に関して言えば、ヨーロッパも難民問題に悩まされている。隣国のドイツからは難民関係の事件が絶え間なく流れてくる。
また、割と多数(少なくとも僕の周り)のオランダ人は「中東からくるイスラム系移民は全てテロリスト」と誇張を含むとはいえそれなりに真剣に言っている。

中東移民全テロリスト発言も井戸端会議で話されている程度であればまだ可愛げもあるかもしれない。しかし、それを掲げる政治家がいるとなれば話は多少違ってくる。

Geert Wildersはオランダの反イスラム主義政治家である。現状のところ反イスラム主義だけではあるが、いつ移民排斥になるかは検討がつかない。実際、彼はヨーロッパの難民受け入れ体制に反対している。(もっとも難民の多くはイスラム系なので難民の受け入れに反対なのかは判断が難しいところではあるが…)
また、彼が率いるPVV(Partij Voor de Vrijheid、訳:自由党)は2009年に議席数を150議席中32議席と大きく伸ばしている。(この年はちょうどオランダに来た年で、極右の政党が大幅に議席数を伸ばしたこのニュースはオランダに住むことを不安にさせられた。) 議席を伸ばしたということは、少なくない数のオランダ人が彼の政策に賛同しているということである。それが、反イスラム主義なのか、別の政策に大してなのかはわからないが、賛同者にとって反イスラム主義は問題にならないとも言える。

まとめ

自国を離れていると、こういうニュースには常に戦慄させられる。いつか自分がその対象になる可能性があるからだ。トランプ大統領政権下で何が起きるのか見てみたいという好奇心と、とっとと彼を引きずり下ろして心に平穏を与えてほしいという相反する2つの感情がせめぎ合っている気がする。

2017-01-22

R7RS-largeサポート

本当は日本語リリースノート的なのにするつもりだったのだが、あまりにも眠くてリリース作業だけして寝てしまったという…

Sagittariusは0.8.0からR7RS-largeのRedEditionをサポートするようになった。具体的には以下のライブラリが使用可能になる。
  • (scheme list) - SRFI-1のエイリアス
  • (scheme vector) - SRFI-133のエイリアス
  • (scheme sort) - SRFI-132のエイリアス
  • (scheme set) - SRFI-113のエイリアス
  • (scheme charset) -  SRFI-14のエイリアス 
  • (scheme hash-table) - SRFI-125のエイリアス
  • (scheme ilist) - SRFI-116のエイリアス
  • (scheme rlist) -  SRFI-101の手続きをリネーム
  • (scheme ideque) - SRFI-134のエイリアス 
  • (scheme text) -  SRFI-135のエイリアス
  • (scheme generator) -  SRFI-121のエイリアス 
  • (scheme lseq) - SRFI-127のエイリアス
  • (scheme stream) -  SRFI-41のエイリアス
  • (scheme box) -  SRFI-111のエイリアス 
  • (scheme list-queue) - SRFI-117のエイリアス
  • (scheme ephemeron) -  SRFI-124のエイリアス
  • (scheme comparator) -  SRFI-128のエイリアス
ライブラリ名等がR7RSのWikiにこそっと修正されて上がっていた。個人的にこういうのはどこかに投げてほしい、c.l.sとか。でないとマジで見落とす…

注意するところとして、
  • (scheme ilist)で作られる不変リストは通常のcar等では扱えない
  • (scheme rlist)で作られるランダムリストは、同上
  • (scheme ephemeron)は厳密にはephemeronではない(が仕様は満たしている)
くらいだろうか。

RedEditionだと単に便利ライブラリが標準に追加されたくらいの感覚しかないが、それでもR7RS-largeをフルサポートしている処理系は現状ではSagittariusだけではないだろうか。

そういえば、その昔R7RS-largeに(scheme inquery)というライブラリが追加されたことがあるのだが、これって正式に仕様になってるのかな?SRFI-112とかWG2とか見ても見つからないから、ライブラリ名は先走りだったかな?

2017-01-02

謹賀新年

年末に2016年のことを振り返る余裕がなかったので、新年の豊富とともに振り返ってみんとする。

2016年を振り返る
個人的にいろいろ激動な感があった(感があっただけで激動はしていないが) 。Amazonのオファーをキャンセルしたり、転職したり。Scheme Workshop 2016にも行ったなぁ。10月以降は現職での仕事が忙しかったのであまり何もないけど、Schemeで書いたサービス(と呼べるほどでもないが)を立ち上げたりしたか。

忙しいのと反比例してSagittariusの開発は少し停滞していた感がある。 適当にSRFIを追加した以外は特に目新しい機能もなく、といった感じである。忙しくても身は一つなので割ける時間は減るといった当たり前のことを痛感した年でもあった。

筋トレをすると言ったのだが、蓋を開けてみると志半ばで挫折した感がある。年の後半は特に時間が割けなかった。

2017年の豊富
酉年だから飛躍の年、とか言うつもりはないが、以下のことを通年でしようかなぁと
  • 筋トレ。月水金くらいで30分以上くらい自重トレ。行けたらジムにも行く。
  • ギターの練習。週末くらいで
  • 17時退勤。仕事は二の次くらいの勢いで
  • 本を読む。月一冊くらいは読みたいところ
Sagittarius的には以下をなんとかしたいと思っている
  • OAuth
  • 楕円曲線暗号(RFC6090)
  • R7RS-large対応
  • 日本語ドキュメント
最初の2つは当面という感じだが、下2つはちょいちょいやっていく感じかな。どうせ何かしら見つけて作っていくとは思うけど。

基本的には、なんとかなる、ゆるーくまったり、くらいの気持ちでいこうかなぁと思っている。ということで、今年もよろしくお願いしますm(_ _)m